3月12日〜31日の記録

12日NGOあいぴーすは活動をする為の計画を練っていました。

主な議題はどこに行き、何をするのか、どうやって資金を集めるのかです。

募金活動はまずは街頭募金を、他にも店舗に置いてもらう、ネットショップを作成しそこで販売した物の利益を活動資金として利用する、などの色んな意見が出ました。

19日この日街頭募金スタートの日です。場所は池袋、人数は11人となかなか集まりました。そのうち社会人は1人、高校生が1人、そして残りの9人が東京福祉大学の学生の方達でした。

この日はなかなかの滑り出しでボランティアのみんなもホッと胸を撫で下ろしていました。この日からは毎日池袋を拠点に、雨の日も又風の日も関係なく街頭募金をしていました。

29日深夜に東京を出発して着くのは30日です。

30日午前9時頃気仙沼に到着しました。

気仙沼市は魚町に住む酒蔵の斉藤さんとお会いしました。

斉藤さんは、お店はなくなってしまったものの、工場自体は被害が無かったそうです。魚町の被災状況は悲惨で船、それも大きな船が陸に打ち上げられていました。

ガレキや家具は道のそこら中に散乱していて、ほとんどの家が全壊もしくは半壊、といった状態でした。

その後気仙沼市街に行きましたが、市街はもっとひどい状態で言葉が出ませんでした。中には、まだ人が住んでいる家もありました。ただ、市街は自分が見た限りでは9割以上の住宅が大破していました。

津波の後にガスボンベが爆発するなどで起きた火事などの影響もすごく、本当にひどい状態でした。自衛隊もまだ行っていないような所で、津波のひどさがよりいっそう強く感じられました。

その後避難所になっている「老人憩いの家」に、1,407,000円分の健康サプリメントやその他、衣類や日用品などを届けさせてもらいました。